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WEB DESIGN GUIDE

ホームページ制作を依頼する流れと、先に用意するもの

ホームページを依頼するとき、最初に決めたいのはデザインの好みよりも「誰に、何を伝え、何をしてもらうか」です。原稿や写真がそろっていなくても相談はできます。

サイト構成と準備の順序を表した立体イラスト(AI生成)

カバー画像:AIによるコンセプトイメージ

執筆・編集:ALIH. STUDIO | 公開・情報確認:2026年9月12日

この記事では、一般的な制作の進め方と、相談前に整理しておくと役立つ情報を紹介します。順序や担当範囲は制作会社・契約によって変わるため、実際の工程は見積もり時に確認してください。

最初は「公開した後の場面」を考える

例えば「会社案内を載せたい」だけでなく、「初めて取引を検討する人が、対応内容を理解して相談できる状態にしたい」と考えると、必要なページを判断しやすくなります。

採用が目的なら、応募ボタンを増やす前に、仕事内容や働く環境の説明が足りているかを確認します。記事を発信したいなら、公開後に誰が何を更新するかも決めておきます。

相談用のメモは、次の5点から始められます。

  • 読んでほしい人:取引先、求職者、既存のお客様など
  • 伝えたい内容:サービス、会社の特徴、仕事の実情など
  • 読んだ後の行動:問い合わせ、応募、予約、資料の確認など
  • 今の課題:情報が古い、内容が伝わらない、更新できないなど
  • 更新の分担:自社で更新する部分と、外部へ依頼したい部分

相談から公開までの流れ

1. 現状と要望を共有する

既存サイトがある場合はURLと困っている箇所を、新規制作なら会社案内やサービス資料を用意します。参考サイトは見た目だけでなく、「この説明が分かりやすい」「この更新方法を取り入れたい」と理由を添えると相談が具体的になります。

2. 作業範囲と見積もりを確認する

ページ数、必要な機能、原稿・写真の担当、修正の進め方、公開作業、納品物を確認します。同じ「5ページ」でも、原稿作成やCMSの設定、撮影が含まれるかで作業は変わります。

希望公開日がある場合は、その理由も共有してください。イベントや採用開始などの動かしにくい日程と、調整できる日程を分けると、先に公開する範囲を相談できます。

3. 情報の順序と画面構成を決める

サイト全体のページ構成と、各ページに載せる情報の順序を整理します。見た目を細かく調整する前に、必要な説明が抜けていないか、次に進むリンクが分かるかを確認する段階です。

4. 原稿・素材・デザインを整える

文章の事実確認と写真の準備を進めながら、画面のデザインを具体化します。社内の確認者を決め、意見をまとめて返すと、矛盾した修正指示を減らせます。「好き・嫌い」だけでなく、読者に何が伝わるかを基準に確認しましょう。

5. 実装し、実際の操作を確認する

スマートフォンでの表示、リンク、フォーム、文章の折り返し、更新画面などを確認します。フォームは送信ボタンを押せるだけでなく、担当者が受信できるところまで試します。試験には架空の入力情報を使い、テスト送信であることを明記します。

6. 公開し、引き継ぐ

公開後も表示や送信を確認し、更新方法、契約の管理先、困ったときの連絡先を整理します。既存サイトのURLを変更する場合は、以前のURLからの案内や、リンク先の変更も制作側へ相談してください。

制作の工程については、制作会社が公開している説明でも、要件整理・設計・制作・確認・公開という段階が示されています。ただし、工程の名前や区切り方は一律ではありません。参考:LIGの制作工程の解説

用意するものは「完成原稿」だけではない

まず、情報の元になる資料と、不足しているものの一覧を共有しましょう。

  • 会社情報:正式名称、事業内容、所在地、掲載する連絡先
  • サービス情報:対象者、提供内容、料金や条件、問い合わせ後の流れ
  • 文章の材料:会社案内、営業資料、よくある質問、現在のサイト
  • 視覚素材:ロゴの元データ、写真、掲載できる実績や図
  • 運用情報:ドメイン・サーバーの契約先、更新担当、管理権限の所在
  • 確認体制:内容を確認する人、最終判断をする人、返信に必要な日数

画像や文章には、制作した人や写っている人などの権利が関係します。自社で保有する素材でも、利用できる媒体や用途を確認してください。検索で見つけた画像をそのまま使う前提にはしません。参考:文化庁「他人の肖像や著作物は含まれていませんか?」

管理画面へのアクセスが必要な場合も、最初の相談でパスワードを一括送付する必要はありません。必要な権限と共有方法を、制作担当者と確認してから渡します。

見積もりの前に確認したい6つのこと

  1. 原稿を整える作業と、新たに執筆する作業はどこまで含まれるか。
  2. 写真や有料素材の手配・費用は誰が担当するか。
  3. 修正回数や、構成変更が追加作業になる条件は何か。
  4. ドメイン・サイトの管理権限を誰が持ち、どう引き継ぐか。
  5. 公開後の不具合対応と、通常の更新・改修はどう分かれるか。
  6. 制作費以外に、どのような継続費用がかかるか。

制作の方法によって、更新や引き継ぎの形も変わります。WordPress・HTML直書き・Webflowの違いも合わせて確認してみてください。

よくある疑問

原稿が書けなくても相談できますか?

相談の段階では、伝えたい内容を箇条書きにする方法でも構いません。ヒアリングからの原稿作成を依頼できるか、別料金になるかは事前に確認しましょう。料金やサービス条件などの事実は、依頼者側でも確認が必要です。

公開まで何日かかりますか?

ページ数だけでなく、機能、素材の準備、社内確認、既存サイトからの移行で変わります。一般的な日数をそのまま当てはめず、自分の案件の工程と確認日程を出してもらうと見通しが立ちます。

公開後の更新も最初に決めるべきですか?

少なくとも、更新する人と内容は制作前に共有しておくことを勧めます。更新画面の設計や説明の範囲を決める材料になるためです。維持に必要な作業は、保守費用と依頼範囲の記事でも整理しています。

次の相談に向けて

「目的・読者・必要な情報・今ある素材・希望時期」を1枚にまとめることから始めてみてください。まだ決まっていない項目は、未定と書けば十分です。そのメモをもとに、制作側と優先順位を相談できます。

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